地球上にはたくさんの建築物がありますが
使われている材料や施工方法はさまざまです。
現在の日本のような先進国に住んでいると、建築物の構造と言えば
木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造を思い浮かべることでしょう。
そのいっぽうで、世界人口の3分の1が
「土」を使った建築物に住んでいるという統計もあります。
必ずしも、工業的な材料や手法が「常識」「メイン」とは言えないことを教えてくれます。
土を使った建築材料には、次のような効果があるといわれます。
・調湿性
・蓄熱性
・汚染物質の吸着性
「土を締め固めたもの」「土を塗ったもの」「土を塊状に成形したもの」
土は、さまざまな使いかたで、建築に取り入れられてきました。
日本の左官工法にも「土を締め固める」版築(はんちく)工法があります。
版築工法とは、土と固化材である消石灰などを混ぜた材料を
たたきながら締め固める工法です。
歴史的建造物の土塀や三和土(たたき)などが代表的な例ですが
1800年代のドイツでも、同じような版築工法で作らてた建物がありますが
さまざまな国で、人にも環境にもやさしい素材が建物をつくったことが分かります。
昨今、地球環境の保護が世界的に叫ばれている中で
この地球上で最も多い資源ともいえる「土」の良さを
いま一度考え直してみるのも良いのかもしれません。
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